こんにちは。レヴァンテ星川です。
2012年5月29日(月)、ホテルオークラ東京で行われた中国四川省の経済協力セミナーを紹介していただいて参加して来ました。
四川と聞くと、恥ずかしながら四川料理くらいのイメージしかなくて(痺れるような辛さの麻辣!)、一度は行ってみたい世界遺産の九寨溝とか、実はパンダの生息地であることも今回初めて知りました。まあ、九寨溝やパンダ自体は知っていても、四川省自体に特に興味がなかった、というのが正直なところです。
で、今回のセミナーの主旨ですが、四川省の経済・文化、投資環境を紹介して日本の企業の誘致や投資を呼び込もうというもので、いかに四川が今後経済発展の可能性があり投資先として素晴らしいかという説明会と、その協力プロジェクトの調印式が行われました。
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まず、会場に入って驚いたのは、四川省側のメンバーと人数!
四川省政府の副省長はじめ政府代表団と、各市や県の代表や民間企業を合わせて名簿にあるだけでも150人。他の関係者も入れるともっと多いと思いますが、一つの省の説明会として想像していた規模を遥かに超えていました。それもそのはず、もらったパンフレットには、このセミナーだけでなく、東京、大阪、広島の各地でいろんなイベントが企画されていて、気合いの入り具合がしっかりと伝わってきます。
このパンフレットに、ちょっと気になった写真が一点。
写真の転載はしませんが、パンフレットにこんな感じの写真が!「四川茶芸 画像」
あっ! これ5月27日のイッテQで手越君が挑戦していたヤツだ!
見てない方はすみません、現地まで行って18式の茶芸を習得するという企画です。
その時は、ただ器用だな~と見ていただけでしたが、なるほど、こんなトコまでつながってたのか~、、、まあ、たまたまかもしれませんが、タイミングもあって妙に納得してしまったのでした。
説明会の内容についても資料を見る限りでは確かになかなか魅力的です。
特に首都である成都から上海や香港など沿岸部の各都市とつながった鉄道コンテナ専門線路があるとか、ヨーロッパ行きの貨物列車路線があるなど全方面でしっかりPRされているのは感心しました。やっぱり繋がっているのは強みですよね。このようなイベントはおそらく日本だけでなく各国主要都市では開催されているでしょうから大変な労力です。
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弊社もご多分に漏れず中国・アジアには注目しているのでこのように勉強させていただいているのですが、為になったお話とは別にいろいろと思うことがありました。
1.日本はこんな風にちゃんとPR出来てるんだろうか?
今後の日本が非常に厳しい状況にあって、海外への進出、移転、販売が盛んに言われています。
よく話題に出る工場の海外移転に加えて、これからは以下のブログに書かれているような本社機能の海外移転という事態も確実に進行して行くでしょう。実際に総務・経理系は海外へアウトソーシングしているという話は珍しくないですし、クラウドによるWEBサービスになれば基本的にはどこで業務しようが関係ありません。
「日本から本社が消える日」
http://agora-web.jp/archives/1460221.html
確かに日本は、資源もなく国土も狭く、少子高齢化、年金問題、加えて地震や放射能の不安など、、、不利な条件、解決しなければならない課題がいっぱいあります。特に今まで日本を引っ張って来てくれた自動車産業や家電に今後期待することは難しい。だからこういう業界では合理的に考えれば海外を拠点にした方が良いという判断も当然あると思いますが、でもそれが出来ない企業も、したくない企業も当然いっぱいありますよね。個人レベルでも。
だったら、「オラが村」のレベルではなくて、「世界の中の日本」としてどうやって生き残っていくか、もっと必死で考えないと、と思います。そういう視点で今回のようなPRを見た時に、日本はどこまで必死でちゃんとアピール出来てるのかな?と。アピールという意味では政府・自治体の役割かもしれないけど、グローバルで見た時の自分たちの価値ってなんだろう?っていうのは個々の話。
京都、富士山、秋葉原以外にも、日本には魅力もいっぱいあると思うんですよね。抽象的だけど人の温かさとかというのも含めて。そういうものをうまく伝えたり産業として育てていくことによって、日本を出ていかないという選択肢、また日本に企業、産業を誘致するような選択肢は出来ないのかな?とぼんやり思ったりします。まあ、相当理想論というか妄想に近い話かもしれませんが。
2.魅力を創る、育てる、伝える、来てもらう努力。
出来てるかな?
そういういろんな魅力を、創る努力、育てる努力、伝える努力、海外からの投資や企業誘致をする努力。
たぶん今までの古い価値観では見えない、新しい魅力があるはずなんです。
また、それを創っていかなくてはいけない。
もっと出来ることはないんだろうか。
その日本的価値を伝えることによって、何か光が見えてこないだろうか。
ふるまいよしこさんの記事を読みながら、そんな事も考えたのでした。
とても共感しました。ぜひご一読をオススメします。
「文化交流の本質とは何なのか」
http://www.newsweekjapan.jp/column/furumai/2012/05/post-506.php
その中で、僕たちが出来ることは何だろう。
いろいろアイデアはあります。考えてトライして行きたいと思っています。
↓資料と一緒にもらったパンダのピンバッジです(^_^)
「大熊猫胸針」
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