2月 092012
 

ソーシャルメディアで記事が拡散されるようになって、情報の見方、伝え方がかなり変わってきました。
ついつい、受けそうなネタだとシェアしたり、気軽にいいね!を押したり。
そういう面で少し気をつけないとな・・・と感じたお話をひとつ。

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少し前にツイッターなどで目にした記事がありました。

iPhoneは、ソフトバンクとauのどっちがいいの?山手線で実際に比べてみたら、驚愕の結果に…!
 http://labaq.com/archives/51727912.html

驚愕の結果と言われれば、少し気になってクリックしてしまいます。
そして、記事のぱっと見で、フェイスブックでシェアしようかと思ったんですが、
その時は忙しかったので、後でしようとやめておきました。

そして、後でもう一度ゆっくり読みなおしてみると、
内容的には特に驚愕するほどのものではないし、むしろシェアしなくて良かったと
思ったのです。

内容的には、要はauの方が「電波品質」がsoftbankよりいいですよ、ってことだけ。
もちろん全体として、この検証結果自体には基本的に異論はありません。

ただ、「誰に」「何を伝えたい」のかについて若干「?」と思う点はありました。

タイトルからは、iPhoneを契約するキャリア選択の参考になりそうな記事です。
読者もそれを期待して読むと思います。
記事では、選択のポイントとして「通話品質」について検証しています。

この点について、以下の疑問。

第一に「通話品質」を検証するのに、なぜわざわざ山手線で?
ユーザーの通話環境としては、一般的ではありません。
この点を指摘するコメントやRTも多く見られました。
やはり待ち合わせの場所やターミナル駅での検証もするべきです。

第二に「通話品質」と言いながら、この検証では音声による会話はしていません。
一般論として言えても、検証として「電波が通じている=通話品質が良い」と断じるのは、
少々乱暴ではないかと思います。

とは言え、通話の部分「だけ」を重視するのであればauのiPhoneを選択しても
まあ後悔はしない でしょう。

しかし、このタイトルを見てiPhone検討の参考にしている読者に対しては、
注意する点も同時に示してあげないと、やはり不親切ではないでしょうか。

例えば、auのiPhoneでは、通話とパケット通信が同時にできない
つまり電話しながら、オンラインの地図を見たりWebを見たり出来ないのです。

これは通信方式によるものなので、今後auで出来るものではなく、
通話を重視しているユーザーにとっても重要な情報だと思いますが、一言も触れられていません。

その他、全般的な機能比較は例えばこのような記事もあります。

ソフトバンクとauのiPhone 4S機能比較
http://www.yomiuri.co.jp/net/column/mobile/20120117-OYT8T00390.htm

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私の独断と偏見的には 全般的に結論ありきのau推しの記事だなと感じました。
もし、これをステマだと言う人がいたら、そうかもしれないな、と思います。
らばQさんの「広告」カテゴリーには入っていませんが。

でも、この記事を批判したい訳ではありません。
誤解を恐れず正直に言えば、うまいな、とさえ思います。
私自身、実際にこうして記事のネタにしてしていますし、
結果としてauの電波品質は良いことを伝えているのですから。

多くの人が話題にし、あの佐々木俊尚さんにまでリツイートされているのですから、
記事を書いた人にとっては、大成功と言えるでしょう。

でも、だからと言って万人に無条件に正しいと言えるワケではない。
それも含めて受け取り手が判断するべきコト、と思います。
そういう時代なんだよな、と。

だからこそ、インパクトの強いタイトルで反射的にシェアしなくて、良かったと思ったのです。
誰もが情報の発信者になれるだけでなく、情報の伝達者にもなれる。
もしかすると、自分が無意識に流した情報で誰かの不利益になるかもしれないという想像力は、
少し気をつけて持っておきたいなと思ったのでした。

iBooks Authorの先にあるもの

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1月 242012
 

先週末にAppleからiBooks Authorがリリースされ、停滞している電子書籍関連の話題が急に盛り上がってきました。
また黒船か!という気もしますが、iPadという閲覧デバイスで業界を引っ張っているだけに、さすがに影響力も大きいですね。

このiBooks Author、少し触ってみましたが、なるほど良くできています。

あまりご存知ない方のために言うと、iBooks Authorというのは、iPhoneやiPadに最初から
入っているけど、たぶんあまり使われていないiBooksというアプリで閲覧できる電子書籍を
ものすごーく簡単に作れるツールです。

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ちなみに糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」でも佐々木俊尚さんとの対談を
「作ってみました」って形で公開されてます。

http://www.1101.com/sasaki_toshinao/2012-01-24.html
ずっと下にスクロールするとあります。

やっぱりPCでWEBで見るのとは少し感覚が違います。

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一般的にはパワポで資料が作れる人なら少し慣れれば大丈夫、
既にKeynoteを使っている人なら何の違和感もなく、すぐに作れそうです。

それくらいユーザビリティに配慮した良いアプリケーションです。
この「誰でも使える」というのは相当Appleが意識した点で、彼らの戦略が透けて見えます。
相手はプロではないんですね。まずは教育機関向けなので当然ですが、これ大事なトコだと思います。

さらに、無料であればメール添付や、ダウンロードURLで簡単に配布できるのも魅力です。
今までは、制作会社に頼んで有料で作ってもらい、Appleの審査を通して時間も手間もかけていたのが、
それではコンテンツは爆発的には増えない。

App Storeの中でも無料の電子書籍アプリはありますが、
トライしてみたものの、結果が出なかった方が多いんじゃないかな。

それが発信者自らが簡単に発行できるようになったのですから、これは「量的に」大きな進化と言えます。
玉石混交にはなるでしょうが、その中からしかたくさんの宝石はとれないですからね。

そしてAppleの垂直統合モデルから言えば、次に狙うのはプラットフォームの拡張でしょうか。

iBook Storeを発展させるには、質の良い無料コンテンツが毎日追加されるような状況が望ましいのですが、
Macユーザーだけでそれを支えるのは現状厳しいし、その為にみんなMac買ってね!って
いうのもさすがにちょっと無理があります。
まあAppleさん教育市場には並々ならぬ思い入れがありますから、分かりませんけど。

個人的には、WindowsユーザーにもiPad用の魅力あるiBooksコンテンツを作れる環境を用意して、
コンテンツの閲覧にはiPad、iPhone、そして次のAppleTVへつなげる戦略かな、と想像してます。
ということで、そのうちiBooks AuthorのWindows版が出るかもなーと思ってみたり。。。

そうすると、電子書籍含めたアプリ制作の流れは少し変わるかもしれませんね。
というか、私自身も今までが若干アプリに偏っていた部分があったようにも感じているので、
これはこれで良い流れだと考えています。

でも本当にこんなに簡単に作れるようになると、いかに内容を充実させるかが大事ですね。
映像も入れたくなるし、3Dも面白そうだし、写真もキレイに撮ってちょっと加工したいし。
iMovieとかiPhotoでやってきたことも繋がってるのかと考えると、
うーん、さすがApple。。。

ビジネスで考えた時には、もう一味あると面白いと思うのですが、
そこは各自ご自由にどうぞ、というスタンスなんですね。
弊社はそこで価値を提供していきたいと思っています。

そんな時代になった今、「電子書籍」そのものも再定義する必要があるように感じていますが、
それはまた次の機会に書きたいと思います。

では。

新年あけましておめでとうございます

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1月 052012
 

レヴァンテの星川です。

新年明けましておめでとうございます。

今日は寒かったですね。
いつも大変な人出の神田明神さんへ、夕方なら少しはましかなと、
初詣に出かけて来ました。

かなり暗くなっていましたが、でも境内はまだまだ大賑わいで、
ものすごい行列!

あまりの寒さと、いつになったら拝めるか分からない人の多さに
やむなく少し離れたところから手を合わせてきましたが、
やっぱり去年大震災もあってこのご時世だと神頼みもしたくなるってもんですよね。
11月のお酉さんもすごい賑わいだったらしいですが、よく分かります。

しかし!
ベンチャーたるもの、そういう訳には行きません。
我々のような小さな会社は神様が助けてくれるのを待ってないで、
自分で切り開いていかないと!

今年は3年目に入って、更に新しい提案、小回りの効く会社として頑張って行きますので、
みなさま、何卒よろしくお願いいたします。

 

今後ともよろしくお願いいたします

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12月 162011
 

レヴァンテの星川です。

弊社からのお知らせから、日常の些細な話題まで

徒然と書いて行きますので、おつきあいの程よろしくお願いいたします。

 

 

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